資格勉強の通学講座、選び方のポイントは？学習方法のコツも

通学講座・スクールを選ぶ基準を明確にする

通学講座やスクールを選ぶときに大切なのは、まず自分の「選択基準」を明確にしておくことです。立地、授業の内容、規模、費用…さまざまな基準の中で、最優先にしたい要素は何かを考えましょう。一番を決めかねるようであれば、要素の重要度を「高」「中」「低」などのようにレベル分けしてみるのもオススメです。
また、気になる講座をいくつかしぼった上で、各要素を点数で評価しながら比較するのも良いでしょう。

・要素を点数評価した例
A校→立地：3点　授業内容：5点　費用：1点
B校→立地：5点　授業内容：3点　費用：4点

このように詳細を書き出すことで、授業内容が最優先ならばA校を選ぶ、総合的に点数が高い講座が良ければB校を選ぶなど、選択の基準が明確になります。基準を決めるポイントは「自分の生活に無理のない範囲かどうか」です。どんなに授業内容が魅力的でも、「通いにくくて遠ざかってしまった」「費用が高くて払えずに頓挫した」などとなったら、元も子もありませんよね。すべての要素のバランスを見た上で、無理のない範囲で基準を定めるように意識しましょう。

通学講座・スクールのメリット、デメリット

次に、通学講座のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
通学講座の最大のメリットは、講師や生徒との距離が近いことです。テキストだけでは分からない部分を直接質問できますし、同じ資格を目指す人たちと一緒に授業を受けることで、モチベーションの維持にも繋がります。学習のカリキュラムもしっかりと組まれており、受講日が定まっているため、スケジュール管理がしやすい利点もあります。受験のちょっとしたテクニックや、試験の出題傾向を入手できるところもメリットと言えるでしょう。
デメリットとしては、授業の出欠を気候や体調、電車遅延などに左右されてしまう可能性が挙げられます。ただし、欠席時のフォロー体制（ビデオ受講など）が整っていることが多く、休んでも取り残される心配は少ないです。また、授業料の他に入学金が別途請求されるなど、通学講座の料金は通信講座に比べて高い傾向にあります。通信講座よりも費用がかかることを覚えておきましょう。

効率の良い学習、継続する方法

効率の良く学習を進めるためには、疑問点を放置しないことが大切です。そのためにも、通学講座の環境を最大限に活かしましょう。分からないことがあったら、その日のうちに講師に質問をして解決すること。普段から講師とコミュニケーションを取り、質問しやすい関係を築いておくことをオススメします。
また、通学講座は会社のような強制力がありません。そのため一度欠席すると休みグセがついてしまうことも。体調が悪いときに無理をする必要はありませんが、できるだけすべての授業に出席する意識を持つことが継続のコツです。